まんてん(東京・神保町エリア)

カツカレー 600円

実は、前から来てみたいと思っていたまんてん
お財布の中身は心もとないし、ちょうど土曜日だし、
行くなら今しかない!と思ってきてみたり。

いろいろあったけどカツカレーをオーダー。

オーダーして3分経たないか位のタイミングでカレー到着。


早い!


カレーソースは、見たまんまイギリス日本タイプ。
ひき肉の入れられたカレーは、”これでもか!”とばかりにご家庭のカレーそっくり。
皿からこぼれそうなくらいに盛られたご飯の上には
なんだか人を叩き殺せそうな迫力のカツが載り、
その上には、カレー!という迫力のカレーソースがかけられている。
ワイルド!
タフ過ぎて損は無い。このカレー屋では、食うか食われるか、それだけが総てを決めるのだ!


カツには特にソース等はかかっていないが、
テーブルの上に置かれているソースを自由にかけて良い。
ちなみに、一緒に出てきたサービスのミニコーヒーをソースだと思ってちょっとカレーにかけちゃった事は、キミとボクの秘密だ。


ソースをかけると、カレーにフルーツの風味がほのかに加味され、
実はすごい見違えるように豊かな味になる。
カレーにソースをかけるのは、普通の欧風カレーなどには向かない
(ある程度味を整えられているので、そのままで美味しく、加味に向かない)
のだが、家庭風のカレーソースが、好みの味の調整を可能にしている。


カツは、肉が大きく、衣も大変サクサクしている。
しかもあげたてなので熱々だ。
衣と肉が、パイルダーオフしてしまうかもしれないが、
細かい事は気にするな!
ちょっとカツは厚めかなと思わなくもないが、
これだけ揚げたてでしかも脂っこくないカツをガツガツ食べられるのは
僥倖というものである。


まんてんのカレーは取り立てて、特別すごいところは無い。
しかし、このカレーは、家庭でのカレーの延長なのだ。
毎日じゃなくても、カレーを高い頻度で食べたかったら?
値段は高くない方が良いに決まっている。
そして、高い頻度で食べても飽きないカレーというのは?
それはもちろん自分のうちで食べるカレーなのだ。
洋食風のこってりとした味付けもそれは美味しいし、すばらしいのだ。
しかし、毎日食べたら大抵の人は飽きるだろう。
毎日に近い頻度で、例えばランチでさっと入ってさっと食べるカレーと言うのは
まんてんで出されるような無個性ながらも純朴な味のカレーなのだと思う。


評価 3.5 (5段階評価)


まんてん
東京都千代田区神田神保町1−54
営業時間:[平日]11:00 - 20:00 [土曜日]11:00 - 20:00
定休日:日曜・祝日

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