ボンディ神保町本店(東京・神保町エリア)

ビーフカレー(チーズのせ) 1450+150円


どうして私がカレーを好きになったのか。
どうして行く先々のカレーを食べてみようかと思ったきっかけ、
その総てはこのボンディという店が原因といっても過言ではない。
それだけボンディのカレーの影響力は強いのだ。


席に座って注文をすると、
付け合わせのジャガイモが出して頂ける。
端にバターが載せられているので、このバターや
テーブルの上の塩などを駆使してジャガイモを味わっている間に
きっとカレーは出てくるだろう。

カレーソースは、バリバリの欧風。
高級シチューのノウハウが盛り込まれた欧風カレーは、
その完成度とは裏腹に一歩間違えると、塩味の強いカレーを生み出してしまうという
危険性をはらんでいる。
煮すぎれば、コンソメ分が煮詰まり、味が濃くなってしまうのだ。
しかし、ボンディは違う。
ガルムは犬のうち、
スレイプニルは馬のうち、
オーディンは神々のうち、
ボンディはカレーのうち(最高のもの)
王者の風格漂うカレーソースは、スパイスの香り漂い、
味は濃厚にして、重厚。
そして、味のバランスもしっかりとれている。
おそらく、クリームなどが入れられている事が原因とは考えられるが、
家庭用やカレースタンドなどのなじみのカレーソースよりも重厚になっており、
それだけでかなりの完成度に至っている。
具は今回はビーフカレーを頼んだので、煮込んである牛肉なのだが、コレが
大変柔らかくなっており、しかも大きい。
具の肉を口に入れただけで他のものが入らなくなるくらいである。
噛み締めると、ホロホロと崩れる。
私はビーフカレーが好きだが、牛肉の性質としてちょっと繊維を感じるので
ポークカレーやチキンカレーもあるので、そちらも試してみて
自分のお気に入りを探してみる事をオススメする。


ご飯はちょっと固めに炊いてあり、その上にはチーズが振りかけられている。
そして端には、梅干しとキュウリの漬け物。
そうそう、福神漬け、らっきょう等の付け合わせがテーブルに載せられているので
お好みで入れると良い。
私はチーズを載せたけれども(好きなので)、ご飯に既にチーズが載っているので
これで充分という人もいると思う。写真を参考にしてくれると幸い。


カレーの話をする事が最近多くなっているんだけど(こんなブログやってるからだけど;)
「おすすめは?」
と聞かれたら、絶対にボンディと言う事にしている。
ボンディの弱点と言えば、やはり値段なんだけれども、
世の中には、金を出すだけの価値があるものがある、と思っているので
是非一度はボンディのカレーを試してみる事をオススメする。


あんまり褒めてばかりだと回し者だと思われるかもしれないのでアレなので
ちょっと付け足しておくと、今回はちょっとカレーソースの温度が低かったのか
チーズがすぐ固まってしまった。でも、こんなもんだったかなあ?などと思ったりしてるので
ちょっと微妙なんですけど、とっても美味しいんですよ、ええ。


お店の人はあまりベタベタ親切にしてくれる方じゃないので、
その点だけはある程度覚悟して行く事。
評価 5 (5段階評価)


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ボンディ神保町本店
千代田区神田神保町2丁目3
営業時間:11:00 〜 22:00
年中無休
お店のサイト

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